特典航空券を予約する時に1番予約が難しいのはどこかというと真夏のハワイです。
フランスを始めとするヨーロッパも人気ですが圧倒的1番人気はやっぱりハワイ。
暖かくて湿気が少ない最高の気候・先進国なので衛生面も安心・自然と都会が味わえる・日本語が適度に通じる・オプショナルツアーが充実している。
これほど日本人が観光しやすい場所は世界中見渡してもハワイだけ(あくまで個人的な意見)。
そもそもマイルを使うメリットは普段乗れないようなビジネスクラスに乗ったり、家族で乗るには高すぎる飛行機代が無料(税金だけ)になることですよね?
反面デメリットは予約が取りづらいこと+自分で宿泊・観光・現地での移動の手配をしないといけないことにあります。
宿泊の予約だけならエクスペディアでもなんでも出来ますが、見知らぬ旅行先の観光や都市から都市への移動を自分で手配するのって心配じゃないですか?
日本に来た日本語の話せない外国人に置き換えてみてください。日本語の話せない外国人が東京の他に富士山や大阪まで自力で観光するとします。新幹線やら電車の乗り換えやら観光先・目的地ごとのホテル。その全てを自分で考え・手配しなくちゃいけないんです。その苦労を楽しめるなら方なら良いですが普通に考えればやっぱり大変ですよね?まして家族連れなら尚更です。
その点、1都市滞在型のハワイなら島自体がそれほど大きくないためどこのホテルに泊まっても全ての観光が日帰りで行けます。しかも宿泊先のホテルから出発してくれるツアー(日本語)もいっぱいあるから家族連れでも安心。
多くの方にとってマイルとハワイの組み合わせが人気なのが分かります。
そんな人気のハワイ・ビジネスクラス4席を真夏の8月に予約出来たのでその手順を書いていきたいと思います。
前提条件
〇プラチナ・SFC会員に用意されている羽田・成田~ホノルル間のビジネスクラスの座席は4席です。一般会員の方が予約出来るのは2席までです。一般会員で3人あるいは4人家族の方はマイルで2席ビジネスクラスを狙い、残る1席あるいは2席は通常通りお金を払って乗るかマイルをスカイコイン(ANAだけで使える電子マネー)に換えて席を予約します。
真夏のハワイ特典航空券ビジネスクラス予約手順
①ダミーの予約を入れる
②搭乗日の355日前、朝9:00ピッタリに往路・復路の予約変更する
③狙った帰国日の355日前、朝9:00に復路の予約変更する
この3行程です。
実際の画面を見ながら進めていきましょう。
①ダミーの予約を入れる
自分のANAマイレージクラブにログインし、【ANAマイレージクラブ】→【ANA国際線】→【特典航空券予約】
最初に予約するのはダミーの予約です。本当に出発したい日の355日より前の適当な日付を入力します。
人数はあとから変更出来ないので実際の希望人数を入力して下さい。
空席待ちを選び予約します。空席が有る便を選んでしまうと予約が確定してしまいます。今はまだダミーの予約なのであえて空席待ちを選びます。
出発地は東京(成田・羽田)で一括りなので成田から羽田に変更したり、到着地を成田から羽田に変更することは出来ますが成田を全く場所の違う名古屋や関空に変更は出来ません。あくまで自分の行くルートをダミー予約します。
予約内容を確認したら右下の【次へ】をクリックします
次に搭乗する人を選びます。
この搭乗者は先ほどの搭乗人数同様あとから変更出来ないので、実際に行く方を選んで下さい。
下記は私の搭乗者選択画面です。
事前に特典航空券利用者登録した人だけが表示されます。
利用者登録をしていない人の名前は表示されません。ご家族の利用者登録がまだの方はこちらから登録出来ます。マイルを利用出来るのは2親等以内の利用者登録をした人だけです。簡単に出来るので事前に登録しておいて下さい。
特典ご利用にあたってのご案内 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ
予約内容を確認したら【空席待ちを予約する】を押してダミーの予約完了です。空席待ちの段階では支払いは発生しないのでこの時点で料金が表示されるだけで支払い画面は出てきません。
ダミーの予約が出来たらいよいよ出発希望日の往路を予約をします。
②特典航空券の予約は搭乗希望日の355日前、朝9:00ピッタリに予約開始になります。そこで予約開始日の8:55頃に以下の画面に進んで下さい。
【ANAマイレージクラブ】→【ANA国際線】→【予約確認・変更】をクリックします
予約内容が表示されたら【詳細】→【予約変更】をクリックします
希望の出発日を入力します。この時に必ず復路も同じ日付を入力します。
例えば5泊7日の旅行の場合往路の予約開始の段階では復路の予約はまだ受付が開始されていません。復路の予約開始は往路予約日からさらに7日後になります。
けれど復路の予約開始日を待って往路の予約をしたのでは往路が売り切れてしまいます。真夏のハワイは発売数秒が勝負です。発売から7日後に往路の特典航空券(ビジネスクラス)が残ってることはありえません。
そこで往路の発売開始と同時に復路も往路と同じ日程で予約してしまいます。
8/6に出発して8/6に帰国するメチャクチャな旅行です。
でもこれで良いんです復路の8/6はダミー予約です。あとから日程は変更します。
言葉にすると分かりにくいですが以下のようにします。
上記の画面まできたら最後の【検索する】はまだ押さないで下さい。
ネット環境にもよりますが【検索する】ボタンは8時59分58秒か59秒に押して下さい。そうすることで9:00発売開始と同時に座席を選べます。
私はこちらのサイトで時間を確認しています。
【検索する】を押すと下の画面が表示されます。8/6の東京発ホノルル行を見るとエコノミー・ビジネスともに全便空席待ちと表示されていますね。この日は往路の本命日なのでここは必ず空席ありを選ばなければなりません。私が検索した時点では予約開始から半年近く経っていたので当然空席待ちしかありませんでしたが355日前の予約開始直後であれば空席ありと表示されます。
8/6の往路で空席ありを選べたと仮定します。
次は8/6の復路を予約します。復路はダミー予約なので必ず空席待ちを選びます。
空席ありを選んだ場合予約が確定して支払いが発生してしまいます。
逆に往路が予約出来ても復路が空席待ちであれば支払いは発生しないので今回はあえてその状態を作ります。
往路:空席あり、復路:空席待ちでを選んで予約したらその時点で往路の席は確保されます。(往路の席は確保されますが復路は空席待ちなのでいつでも無料でキャンセル出来る状態)
この時、先ほどのダミー予約をした意味が出てきます。
〇ダミー予約をした場合の手続きは
事前①ダミー予約(搭乗者選択)⇒355日前②往路・復路選ぶ⇒③往路予約確定
〇ダミー予約をしない通常通りの予約の手続きは
355日前①往路・復路選ぶ⇒②搭乗者選択⇒③往路予約確定
となります。予約確定は搭乗者を選んだ時点でされます。
両者は同じ3行程ですが、ダミー予約をしておくとことで事前に搭乗者を選ぶことが出来ます。
搭乗者を選ぶ手続きは早くても2・3秒かかるので、ダミー予約することで355日前の予約当日にかかるその2・3秒を削っておきたかったんです。
繰り返し言いますが真夏のハワイは特典航空券を狙う猛者の激戦地です。
そんな中で誰よりも早く予約するためには少しでも当日の予約時間を削らなくてはなりません。
③最後に復路の搭乗日を帰国希望日の355日前に予約を変更すれば終わりです。
復路も8時59分59秒で【検索する】を押して下さい。
往路・復路の席が予約出来たら支払いです。支払いまで終わってはじめて予約が完了します。逆に言えば空席ありを選んで支払い画面まで行っても支払いを入力している間に他の方が支払いを終えてしまえば空席まちになってしまいます。
支払いを終えるまでが競争です。
そこで支払いに使うカードは事前にANAのトップページにある【マイメニュー】から登録をしておいて下さい。登録しておけばカード番号やカード名義を入力する時間を10秒程度短縮出来ます。
念のため支払いに使うカードは手元に置いておき万が一に備え入力出来る態勢を整えておきましょう。
まとめ
いつも思うことですが、文字にして読むと難しそうに感じることも実際やってみると大したことありません。
空席待ちの予約はいつでも無料で取消し出来るので本命日より前に何回か練習してみて下さい。初めて見る画面の場合どうしても初動に時間がかかってしまいます。1秒2秒を争う競争なので事前に自分で操作して流れを覚えておいた方が良いでしょう。
もし復路が5泊7日で取れなかったら1日延ばして6泊8日にする等多少余白を持たせた方がより取りやすくなります。
ということで半年前に予約した時の話しを書きました。
来年はA380の導入でハワイ特典航空券の座席が増えると思うのでもう少し取りやすくなるはず。
それでもビジネスクラスは6席程度でしょうから狭き門です。特典航空券が取れない時は気持ちを切り替えてスカイコインでエコノミーに乗る選択肢も考えていた方が精神衛生上良いと思います☆
これだけやるのはあくまで真夏のハワイだからです。ローシーズン、ましてやSFC会員ならビジネス2席程度なら出発1ヶ月前にも座席が開放されるので簡単に取れます!一般会員には開放されなくてもSFC等の上級会員には開放してくれます。ローシーズンに行ける方やビジネス2席で良いという方は是非SFC会員を目指して下さい
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